古都鎌倉で、子育てとゆとりのある暮らし

Life

歴史の深い場所へ家族と共に移住

鎌倉市大町。以前は、大町大路ぞいに多くの町屋が並び、「まち」がとても大きかった理由で『大町』と名がついた地域だそうです。

JR鎌倉駅から南側の地域を称しており、

日蓮宗最古の寺院『妙本寺』 妙本寺ホームページ http://www.myohonji.or.jp/

厄除け開運で有名な『八雲神社』

阿弥陀如来、千手観音が安置されている。五月に満開になるツツジが素晴らしい『安養院』

ぼたもち寺の名で知られている、『常栄寺』

約3.8kmの道のりで、鎌倉の街並みや由比ヶ浜を展望できるハイキングコース『祇園山ハイキングコース』

鎌倉七口一つである『名越切通し』

鎌倉七口の中で唯一トンネルの形になっている『釈迦切通し』 ※現在、通行止なのですが、今年度から開通工事を開始

など、鎌倉の有数の歴史的な場所が多く残っている地域です。

その鎌倉市大町へ、辻雅菜さん御一家は2015年の冬に移住。

「主人の両親が、以前から鎌倉移住計画を立てていたんです。」

「義父母の購入した土地の近くが、たまたま空いたのがきっかけで、鎌倉へ移住しました。」

鎌倉へ移住前は、東京都内に住まわれていたそうです。

「大町は、住民同士の交流が多く、顔見知りがとても多いんですよ。」

「近所のおじいちゃん、おばあちゃん達が地域の子供達をあたたかく見守ってくれる街です。」

大町は、昔からの土地を守って暮らしている方々が多い。さらに老人会と子供会のつながりも深いそうだ。

地域のお祭りや行事など盛んに行われていて、それらを通して交流も多い。

「海も山もあり、自然豊かの中で子育てはいいと思う、美味しいお店やこだわったお店もあって、鎌倉ならではの暮らしができます。」

「しかし、学区が広くて学校までの通学が長距離になってしまい、観光地という事もあってか、交通量も多いので少し心配です。」

鎌倉市の市立小学校の通学区域

https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/gakumu/gakuhyou02.html

鎌倉市の子育ての取り組みについて、

幼稚園児への補助金待遇が、以前よりも改善されてきた部分もあるそうですが、

「他の自治体に比べ、収入に対して乳児医療証が交付されない事や、保育施設の不足。などシビアな点が多いです。」

「なので、鎌倉は本当に子育てしやすい場所とは、まだまだ言えない状況です。」

と街と暮らしと子育てには、鎌倉市は課題がありそうですね。

そういった、子育てに関する意見を鎌倉市は、アンケート形式で調査をして、改善に向かう努力をしているそうです。

鎌倉市のホームページ

https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kenkou/index.html

実施されてる鎌倉市の子育てに関するアンケート調査結果

https://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kosodate/documents/houkokugaiyou.pdf

 

雅菜さんの御自宅のお庭。

「Campできちゃう。。。」っておもわず言っちゃいました笑

三女 夢の中。

お気に入りの自転車を乗って、

庭をぐるぐる周遊して私に見せてくれる。次女。

庭には、木製のブランコ

手動コーヒーミル(Kalita)でグラインドのお手伝いをする。長女と次女。

コーヒーを淹れてくださる雅菜さん。

「普段から、コーヒーを淹れて飲むのが好き」

セレクトされた道具達

 

ドーナッツをパクパク食べる三女

家族の顔が見れて、声を聞けて、家族の存在を常に感じられる家

 

御自宅の間取りは、4LDK WIC3。延床面積が56坪の広々とした空間。

一階部分は、約34帖のLDK。和室。パントリー。シューズインクローゼット。サニタリールーム。

広々としたエントランス 横にシューズインクローゼット

一階部分のサニタリールーム

一階部分の手洗い場

二階部分に、主寝室。子供部屋。ウォークインクロゼット。ランドリールーム。バスルーム。ワークスペース。

と、羨ましいため息がこぼれてしまうくらいの広さ。

二階部分のランドリースペースとバスルームに洗面台

外の景色を眺めながら、お洗濯。あぁいいですね。

二階部分のバルコニー

雅菜さんのワークスペース

最近の雅菜さんのお気に入りの天井

 

「開放感のあるリビングに、家族が見渡せるようにアイランドキッチンを置いて、物をあまり外に置かない様にするために収納はたくさん作りました。」

「あと、プライベートの生活空間は、全て二階にしました。」

生活動線や水回りを二階に配置させる。

メリット、デメリットや費用の事を考えると、

キッチンの側や一階部分にランドリースペースやバスルームなど配置しがちですね。

休日は来客も多いという、雅菜さんの御自宅。

人が集まっていても、二階はプライベートな空間として使い分けることができますね。

「今のようにInstagramなどで、家づくりの情報がなかったので、色々な資料を取り寄せたり、ショールームなど見に行ったり、夫婦でたくさん話し合いました。」

「ただ。。。バスルームの色を決めるのが一番悩んで迷って、黒にしたのですが、ちょっと後悔しました。」

家づくりの思い出を話してくれました。

広々とした庭を眺めらるLDK

一枚板のダイニングテーブルとチェアは、葉山ガーデン

http://www.hayamagarden.co.jp/

 

リビングに存在感を放つ、セルジュ・ムーユのライト http://www.seems.jp/fs/seems/c/sergemouille

ダイニングテーブル上のペンダントライト

アイランドキッチン上の存在感のあるライト

お友達のお花屋さんから作ってもらったスワッグ

三姉妹の成長の記録が柱に刻まれている

日々の暮らしの回し方

「家族が気持ちよく毎日を過ごせるように、リビングの空間は常にリセットをしています。」

 

 

雅菜さんは三姉妹のママ。

どこのご家庭も、子育てに家事に、日々追われているのが現状だと思いますが、

私の目には、雅菜さんの御自宅はとても整っている様に見えます。

雅菜さんはいつもどんな風に暮らしを回しているのか気になります。

「暮らしを丁寧にしたい。。。と思いつつも三人の子育ては、やはりバタバタ。でも、お部屋が綺麗に保たれていると、気持ちもスッキリします。」

「子供達が起きている時間は、なかなか思うように家事などが進まない事もあるので、寝かしつけた後に家事をこなしたり、曜日ごとに分けて掃除などの家事をしています。」

日々の心がけや、日取りや時間を決めて効率よく、家事を回しているんですね。

暮らしのタイムテーブル(平日)

6:00 起床

6:00〜7:00 朝食の準備・朝食

8:00 小学校へ送り出し

8:45 幼稚園へ送り出し

9:30〜11:30 洗濯物 キッチンリセット 掃除

12:00 昼食  キッチンリセット 掃除

14:00 幼稚園お迎え

15:00〜18:00 習い事の送迎など

19:00 夕飯

20:30 寝かしつけ

23:00 就寝

暮らしのタイムテーブル(休日)

6:30 起床

7:00 朝食 洗濯物 キッチンリセット 掃除

「休日は、その日によって出かけたり、家事を集中して行ったりしています。」

「たまに、友人と会ったり、お酒をお昼から飲んだり、主婦もお母さんも、ちょっとだけお休みさせてもらう時もあります。」

 

雅菜さんのお手製の麻婆豆腐

子供の空間は、子供の好きな様に自由に

 

雅菜さんの御自宅は、どうしてこんなに綺麗なの!?というくらい。

スッキリ整えられて、無駄な物がない。

ついつい増えてしまう子供のおもちゃなども全然見当たらず。。。。。

世間のお子様のいるご家庭は、おもちゃはもちろん、子供の物がそこら中に置いてあるのが、当たり前の光景ですよね。。。

「秘密は、子供部屋にあるんですよ。。。ふふふ。。。」 と雅菜さん。

「子供の空間は、子供の好きにしていいよ。っていう決まりです。」

「結果、無法地帯です笑」

子供部屋は、ウォークインクローゼットを挟んだ二部屋に分かれているのですが、全てつながってる間取りになっています。

片方をベッドルームとして長女と次女が使い、もう片方の部屋は学習机、ピアノ、たくさんのおもちゃ達に溢れています。

「子供部屋まで、母である私が関与すると、子供達は自由にできなくなってしまうんじゃないかなって思いました。」

「娘達と、この部屋だけは、自由に自分たちの好きなようにしていいよ。って約束しているんです。」

「結果、一階のエリアに持ってくるのは、お絵かきの道具や、宿題などだけですね」

と、あぁなるほど。と思わせてくれる、雅菜さんの子育ての工夫と家を綺麗に保つコツですね。

お絵かきに夢中の長女と次女。

『子供を優先させて行動する事、何事もやらせてみて、経験させたいと思っています。』

 

 

 

「何事も挑戦して、経験させてあげたいと思っています。」

子供が失敗も成功も自ら経験する前に、子供を想うが為に、親が事前にコントロールしてしまいがちな、現代の子育て。

「良い事も悪い事も、経験させて、子供たち自ら気がついてもらいたい。」

「私はそっと近くから、見守るようにしています。」

子供達、個々の自主性に任せているとの事。

「自分の子供とはいえ、ひとつの人格。違う人間。」

子供達を親の所有物の様に扱わず、いち人間。いち個人。として対等に子供達と向き合って過ごされているからこその言葉だと思います。

「意見や考え方がぶつかることも多々あるんです。子育てが大変という感じよりも、うーん。難しいな。。。って感じですね(笑)」

三姉妹のママならではの、ご意見ですね。女の子は確かに難しい。。。(笑)

「でも、お姉ちゃん達が進んで、家事や三女の面倒を見てくれる様になってくれて、とても助かってます。」

と日々の暮らしの中で子供達の協力もあってこそだと雅菜さんが言っていたのが印象的でした。

毎日が充実している暮らし

 

 

『毎日、成長する姿が見られて、今しか見られない表情、感情に触れ合えることが楽しい』

 

 

 

もともと、ワーキングママだったという雅菜さん。

今は専業主婦として三姉妹を見守って暮らしている現状に、

「働いていた頃に比べて、一緒にいる時間が増えて、毎日がとても充実しています!!!」

バリバリとお仕事をされていた時期から、結婚、出産、育児と。。。自分自身をとりまく環境が変わってしまう事に、

前向きに楽しく暮らされてる雅菜さん。本当に女性として妻として母として、尊敬でき頼もしいなと感じました。

雅菜さんのInstagramアカウント @monochrome001   instagram.com/monochrome001

三姉妹のInstagramアカウント instagram.com/______a.s.s

辻邸 鎌倉市大町  妻 辻雅菜 31歳 専業主婦  夫 会社員  長女8歳 次女5歳 三女1歳  移住歴4年目

 

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