子供の成長を見守りながら海のそばで暮らす

Life

 

潮風を感じながら家族と共に自然体でいる事

鎌倉でも有数の人気を誇る七里ガ浜の住宅地に水野夫妻と息子の汰一君と愛犬(おこげと金太郎)家族が移住されて、2年目の夏が訪れました。

ご主人の健二さんはサーフショップとサーフボード工場の経営されて、奥様の博美さんも主婦業と子育ての傍ら健二さんのサーフショップの一角のカフェで常連の方々へ手料理を振舞っています。

以前は藤沢市内の物件に住んでいたため、藤沢市内の馴染みの深い海沿いを中心に土地を探していたそう。「なかなか藤沢エリアで希望に合った立地が見つからずに、たまたま鎌倉の七里ガ浜の土地を見に行った時にその環境がとても良かったので。」と鎌倉の七里ガ浜に家を持とうと決断した水野夫妻。

「主人も私自身も車移動が多いので、道路の広さや、主要道路と家までのアクセスの良さ、駐車場が2台以上駐車ができる事、さらに子供と犬達が遊べる庭やウッドデッキが作れる条件の土地を探していたら、七里ガ浜の土地がピッタリ希望に当てまりました。」と笑顔で答えてくれました。

鎌倉市の条例とは別に、七里ガ浜自治会住民協定という決まり事があり、防犯、環境整備など細かく規定があるのが七里ガ浜の特徴。その甲斐があってか風紀の乱れが少なく、安心して暮らしながらの子育てが出来ます。中でも住民協定の敷地分割の規定によって、土地の細分化を禁止して、ゆとりのある住宅環境を自治会で作り上げているという。鎌倉の海沿いは人気観光スポットということもあり、夏は特に騒がしくなってしまいますが、実は住宅地内はとても静かで落ち着いています。更に七里ガ浜の自治会主催のお祭りやイベントが一年を通して沢山あるので、家族みんなで楽しめるそうです。

七里ガ浜自治会ホームページ http://www.jichikai.7rigahama.com/.

「家族みんな海が大好きなので、お散歩がてらにすぐ海へ行ける場所に家を持てた事は本当に良かったと思っています。」と海と山に囲まれた鎌倉の最大の魅力を堪能している水野さんファミリーは七里ガ浜へ移住して大満足だそう。そして息子の汰一君は健二さんのお仕事の影響もあってなのか、海遊びが大好き。「海を全然怖がらなくて。。。」と嬉しさの反面ちょっと心配な表情を浮かべる博美さん。

ご主人のお休みのときはあまり家でゆっくりせずに、家族で海に行く事が多い。ご主人はサーフィン。汰一君は砂遊びや水遊びをして、アクティビティな休日をご家族で過ごされてるそうです。

「洗濯物が潮風でベタベタしちゃうんですよね。。。」 「あと海沿いのせいか風が強くて、家の窓ガラスがすぐ汚れちゃうんです。。。」「夏や大型連休時は海沿いの国道の渋滞が大変。。。」と鎌倉という土地柄と海の近くに住む事ならではの大変さも話してくれました。

愛犬のおこげ(チワワ)涼しげなティピーテントに入ってリラックス。

金太郎(チワワ)お気に入りのおもちゃを一時も離さず気持ちよさそうにお昼寝中。

博美さんが家事をしている間は、汰一君はお気に入りのおもちゃ達や絵本に夢中。

お気に入りのミニカーなどを時より私に見せてくれて、とてもご満悦な汰一君。

試練が多かった家づくり

七里ヶ浜での暮らしを拝見させて頂くと、幸せいっぱい素敵な暮らしをされていますが、実は奥様の博美さんとは家づくりの初期の段階から親交があり、七里ガ浜という素晴らしい土地に出会ったとのご報告があった当時は私自身も自分の事のように心を踊らせていました。しかし、今の幸せな暮らしに行き着くまでに、実は家づくりの段階で度重なるトラブルが続き、一度は諦めようと思った事もあったとの事。本当に大変辛い経験をされていたので、当時の事を思い返すと私自身すごく心が痛みます。

誰もが『マイホームを持つ』という素晴らしい希望に満ちた夢。その夢を残念な形で裏切る人達がいるのも水野邸の家づくりの中で起きたとても残念な出来事だったのは紛れもなく事実でした。しかし、今の博美さんにお会いし、暮らしぶりを拝見させて頂くと、素敵なご主人と愛息子の汰一君、愛犬のおこげと金太郎に囲まれて、幸せいっぱいの日々を送られてると私の目には映ります。「諦めずに頑張って良かった。」と『夢のマイホーム』を無事に完成させて、七里ガ浜へ移住されてからふと口にされていた事がとても印象的だった。

家族を見渡しながらキッチンに立つ事

奥様の博美さんのセンスが光った御自宅は、清潔感のある白い空間にウッドの建具や家具。インテリアのアクセントにマットブラックとグリーンが映える機能的で暮らしやすい空間です。

『家族が集まってくつろげる広さのLDKに、どこにいても家族を見渡せるキッチン。海遊びをして帰って来てもそのままお風呂に入れる動線。』

「土地だけを探す前に建売の物件もたくさん見ましたが、やはり希望に合う物件に出会えず。建売の物件は諦めました。程なくして幸運にも夫婦の条件にあった七里ガ浜という土地に出会いました。私たち家族のライフタイルに合う家づくりにはやはり注文住宅だなと決断しました。」とライフスタイルに合わせた家づくり。その気持ちをまさにカタチにしたという感じですね。「マイホームは夢だったので・・・」と博美さん。私自身もまさに「夢のマイホームは自分の住みたい空間を自分たちで作り上げたい!!」と思って注文住宅を選んだのですごく同感しました。

さらに、「将来の事も含めて考えた時に、持ち家の方が安心感があったので・・・」と大切な家族の将来の事をしっかり考えての家づくりですね。

【エントランス】外から玄関の扉を開けるとまず目に入るのが水野夫妻の結婚式の時にウエルカムボードとして作ってもらったという、ウッドで出来たサーフボード。さらに隣には青く茂ったシンボルツリーのパキラ。エントランス正面のピクチャーズウインドウから一望できるウッドデッキ。心地のよい光が入りとても明るく、開放感を感じる広々としたエントランス。

お出迎えしてくる汰一君が映る大きなエントランスミラー。エントランスミラーの横の扉は、ご主人の健二さんのサーフボードや汰一君の遊び道具などが収納できる納戸。海へ入って、そのままお風呂へ行ける動線も博美さんの工夫やアイデアが詰まった間取り。壁に掛かっているハンギングプランターは博美さんセレクト。博美さんのセンスの良さが出ていますね。

【パティオ】外からの目線が気にならないように工夫された中庭。ウッドデッキと人工芝が敷かれた二箇所の中庭。人工芝の上で夏は汰一君専用のプールが設置され、大好きな水遊びが堪能できる。ウッドデッキではBBQをされる予定。「BBQができるウッドデッキが欲しい。」と水野夫妻の兼ねてからの要望。「最近ウッドデッキ用のテーブルと椅子を買ったので友人を呼んでBBQをしたり、家族でのんびりピクニック気分を味わいたいです。」とウッドデッキがこれから更に家族の憩いの空間になるんですね。ウッドデッキからスマートにキッチンやリビングへ行ける、あるいは水遊びを堪能した後にすぐにお風呂に行ける。空間のデザインだけでなく、しっかりと動線を考えられた機能的な間取りになっていますね。

オープンキッチンから眺められるグリーンとドライフラワー。ハンギングプランターのハンギングネットは博美さんのお手製

【和室のスペース】今は汰一君の遊び場になっていますが、今後は妻の博美さんのワークスペースになる予定。「子供が幼稚園へ通い私自身、時間の余裕が出来たら、ドッグウェア製作に取り組みたいですね。」「後々は販売などできるような物を作れたらいいなと思っています。」と今後の博美さんの活動も楽しみですね。

大切な家族との食事のひとときと心がけ

こだわりのキッチンに立つ博美さんは、ご主人のサーフショップのカフェにて手料理を振る舞うほどのお料理上手。「毎日のご飯作りで参考にしているのは、クックパッドばかりですよ〜」と手際よくお昼ご飯の準備を始める妻の博美さん。お友達やご兄弟、ご主人のご両親が皆さんお料理上手という環境にいるとの事で、その影響もありとてもお料理上手。さらにお菓子作りもされているそうだ。「本格的にお料理をやり始めたのは、主人と一緒に暮らし始めてからなので、4〜5年前くらいですかね」「元々そんなにお料理得意じゃないし、家事も苦手です!!」と博美さん。サーフィンから帰ってきたご主人の健二さんが博美さんの手料理を食べながら、この食材は別な物に変えてもいいんじゃないかな?」とアドバイスをされている場面を目にして、この関係素敵ですね。と博美さんに伝えた所「食に関してはしょっちゅう色々と言ってくるんです!!口うるさいんです笑」と苦笑いの博美さん。夫婦間の食事のこだわりが垣間見えました。

子供の食事に関しては、汰一君が好き嫌いせずになんでも食べてくれるからとても助かっているとの事。「子供が口にするご飯に関してはあまり添加物が入っていない物を選んでいます」やはり小さな子供の口に入れるものには気をつけているとのこと。時々、比較的好き嫌いが少ない汰一君でもあまり口にしなかったメニューや食材に関しては、調理法を変えたり、味付けを変えてみたりと、日々工夫されているそうです。母として妻として大切な家族に美味しいご飯を食べてもらいたいという気持ちが日々伝わってきますね。

 

 

 

 

 

 

お野菜中心のバランスのいい食事が並ぶと、汰一君が我先にと大好きなものからパクパクと美味しそうに食べている光景。

日々食事に対しての博美さんの努力や工夫があってなのだろうと感銘しました。

今、自分の時間は少なくても子供と一緒にいられる時間が幸せ

「自分の時間があまり取れなくて、買い物や家事が思うように出来ない事も沢山あり大変に思う事もあります。」「これでいいのかな?ちゃんと子育てができているのかな?」と子育てと暮らしの両立に対して苦悩や不安もあるそうですが、「やっぱり子供と同じ時間を共有できるのは幸せで何事にも変えがたい時間なんだと日々感じます。」本当に汰一君やご主人の健二さんを大切に思っているからこその前向きな博美さん。

普段、子育てで心がけている事は、『いっぱい遊ぶ。規則正しい生活。良質なご飯。だけど時々手を抜く!!!』だそうです。子育てに正解や絶対的なマニュアルはなかなか存在しないと思います。だからと言って全てを完璧にこなそうとしてしまうと、お母さん自身も子供も息が詰まってしまいそうですよね。うまく、心がけるところは心がけて、力を抜く時は抜こうという信念。博美さんは博美さんのペースで息子の汰一君との関係を構築しているのが一緒の空間にいると伝わってきます。そして、何より毎日の暮らしをとても楽しんでいる事がとても素敵です。

「最近では言葉が出てきたり、私が発した言葉を理解してくれたりと、日々の成長が間近で見られる喜びで幸せいっぱいです。」と汰一君の成長を日々の暮らしの中で感じているとのこと。

「特に主人とは話し合ってこれを大事にしようね。という決まり事はありません。」

「子供の事や犬達の事、主人の仕事の事や、私自身の事も含めて普段の会話はとても多いです。」

とやはり家族円満は日々のコミュニケーションが大切ですね。

「将来、人に迷惑をかけないで、自立した大人になってくれたらいいな。。。」「自分の好きなように成長してほしい。」と汰一君の成長を自然体で見守る博美さん。「子供のうちは色々な遊びを一緒に楽しみたい。」ご自身が子育てをとても楽しんでいるとの事。「大人だけではいけない場所に行けたり、子供と一緒に楽しむ事やその時間を共有できるのがとても楽しいです。」と答えてくれた博美さん。

「ただ、鎌倉は圧倒的に子供用品の買い物をできる所が少ない事や、雨の日の屋内で遊べる施設がないことは、移住をして息子が大きくなるにつれ、徐々に不便だなとはじめは感じていました。」でもインターネットで子供用品の購入や車で移動して子供が遊べる屋内の施設に行ってしまえば、問題ないとの事。

『不便さももちろん感じますが、それよりも自然が豊かな場所で子供の心を育てるには鎌倉はとても良い環境』

鎌倉での暮らしは多少不便に思う事も多々あるそうですが、やはり子育てを第一に考えながらご主人のお仕事、博美さんの今後の活動を含めて、子供をのびのびと育てる環境にはこの鎌倉が水野さんご家族にはピッタリなのでしょうか。

『沢山の事を子供に経験させてあげたい』という気持ちを大切にしている博美さん。

「時間に余裕があるときは、家族みんなで遊びに行って遊びを通じて沢山学んでくれたら嬉しい。」と育児に力を入れすぎず、自分自身も楽しみながら、成長を見守るスタンスがとても印象的でした。今後汰一君に弟か妹をと家族を増やしたいなという計画も立てているとの事。子育てをしながら、その時間を楽しんで、自然体に暮らす博美さん。同じ女性として今後もずっと応援していきたい。

水野邸 夫 水野健二 38歳 サーフショップ、サーフボード工場経営 サーフボードシェイパー 妻 水野博美 33歳 専業主婦 夫健二さんの経営するサーフショップのcaféにてお手伝い 長男 水野汰一 1歳10ヶ月 鎌倉移住歴2年目

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