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幼馴染からパートナーへ
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鎌倉市 材木座。
材木座海岸。
鎌倉市を流れる川(滑川)を境に、
東側を『材木座海岸』
西側を『由比ヶ浜』という。
夏は、海水浴場となり、比較的観光客で賑わう『由比ヶ浜』と相反して、
鎌倉市民が賑わう海水浴場がこの『材木座海岸』です。
夏目漱石の『こころ』に描かれて、とても有名になった海岸です。
材木座海岸へ徒歩5分圏内のメゾネットタイプの住居に暮らす伊藤御夫妻。
鎌倉へ移住して3年目になる。
御主人の玄燿さんと奥様の瑞季さんは、お互いに産まれは 広島と青森ですが、
育ったのが宮城県仙台市。
幼稚園と中学校が同じという、幼馴染み御夫婦です。
「母親同士が仲良くて、いわゆるママ友」
奥様の瑞季さんが、幼稚園の卒業アルバムを開いて、
「これが、旦那さんで、こっちが私です。笑」
幼稚園の集合写真や各イベントの風景などに、面影が残った幼い玄燿さんと瑞季さんが隣同士で笑顔で写っている。
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宮城県仙台市で幼馴染みのお友達だった二人が、どの様にして、再会し、パートナーとして選び、鎌倉へ移住したのか、
素敵なエピソードを話していただきました。
「学生時代から付き合っていたわけではなくて、大学4年くらいかな。。。」
「お互いに関東の大学に進学していたんですよ。」
大学生になっていた二人は、御主人の玄燿さんは高校の時に横浜に移住。
奥様の瑞季さんも高校卒業後、上京。
御主人の玄燿さんは青山学院大学
奥様の瑞季さんは法政大学に当時在籍していて、
再会のきっかけは、大学4年生の当時、爆発的に流行っていたfacebookから。
「地元が一緒だから、共通の知り合いがいて、それで久しぶりに連絡を取り合ったんです。」
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連絡を取り合い、お互いの近況や悩み事など話しているうちに、
共通の趣味だったカメラがきっかけに、
「鎌倉へ行って、観光がてらに写真を撮りに行こう。」
当時、奥様の瑞季さんは鎌倉へ遊びに行った事が無かったそうで、
御主人の玄燿さんにアテンドしてもらい一緒に行く事に。
朝から晩まで、鎌倉を散策しながら、同じ時間を過ごしたそうです。
「卒業した先輩達には、社会人になると、大学生の頃のような純愛はできないよ。」
「なんて、そそのかされたというか、おどされて笑」
「かなり前向きに恋人を探してたんです。」
と 御主人の玄燿さん。
「だから、二人で鎌倉散策した時に、こんなに長い時間一緒に居て、心地が良い女性は彼女だけだ!!」
って付き合うというか、もう結婚する事も考えて、瑞季さんに猛アタックをしていたそうです。
「まぁ一回フラれましたけど笑」
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「当時、好きな人がいて、彼に相談に乗ってもらっていたんですよね。」
「なのに急に付き合ってくれだなんて笑 」
「無理だわ笑ってフリました。笑」
と、当時は気の合う友人として奥様の瑞季さんは、御主人の玄燿さんを見ていたそうです。
「だけど、私自身も鎌倉へふたりで出かけたときに、同じ様に長い時間を心地よく過ごせたと思っていて。。。」
極め付けのきっかけが、
「うちの奥さん ご飯作るのめちゃ上手いんですよ!!!」
「本当に全部美味しくって、付き合おうってさらにプッシュした日も、手作りのハンバーグが、もう、それはそれは美味しくって!!!」
御主人の玄燿さんの胃袋をしっかり掴んだ、瑞季さん。
瑞季さん自身も、玄燿さんの存在が特別になっていくのにつれて、
二人はめでたく一緒になるのです。
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瑞季さんのInstagram https://www.instagram.com/itomori.mzk/
玄燿さんのInstagram https://www.instagram.com/genyoito/
人生の転機と鎌倉へ移住する事
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結婚をして、当時、御主人の玄燿さんの職場が武蔵小杉。
奥様の瑞季さんの職場が自由が丘。
仕事の関係もあり、都内で暮らしていた2人でしたが、
鎌倉へ移住のきっかけは、奥様の瑞季さんの体調不良。
「仕事や職場は、大好きだったし、楽しくてやりがいもありました。」
「衣食住に特化した仕事がしたくて、無印良品が職場だったんです。」
しかし、プライベートでとても大変な想いをされた事で、
身体も心も限界が来て、疲れ切ってしまった時に、
「私の人生って、いつも他の誰かが決めた場所や事で成り立ってる。。。」
「本当に、それが幸せなのか。それでいいのか。」
「もしかしたら、私はすごく妥協しながら人生を送っているんじゃないかと気がついたんです。」
そして、とてもシンプルに、環境を変えてしまおうと思い。
居住地を変えてしまおうと思ったそう。
ふと、御主人の玄燿さんに相談したら、快く承諾をしてくれて、鎌倉での家探しを始めたとの事。
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自家製の梅酒
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お料理上手な瑞季さんのスパイスや保存食のストック
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窓際が指定席の可愛らしい植物達
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鎌倉へ移住しようと、決意をして、
家探しをした伊藤御夫妻。
インターネットのサイトで、今の住居を見かけたそう。
新築してすぐで、生活環境もすごく良く、海も近いし、駅からも自転車や徒歩でも十分。
何よりも、とても気に入った物件だったそうです。
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お互いのお気に入りのお店のショップカードをアクセントウォールに貼り付ける
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縁とタイミングが繋いだ環境
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奥様の瑞季さんの今の職場は、
鎌倉駅西口の御成り通り内にある。
yui(ユイ)の店長をされています。
店に入ると、
奥様の瑞季さんが笑顔で、
迎えてくれるそんな素敵な空間です。
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御主人の玄燿さんも、通信業者の営業の仕事の傍、同じyuiの深夜のbarの時間帯でも在籍されています。
yui-Japanese public house- https://www.instagram.com/yui_japanese_publichouse/?hl=ja
「『衣食住』にちなんだ活動がしたい。っていう想いがあって」
「将来は、小さな民宿を鎌倉で開きたい。っていう夢に出会えたんです。」
まずは、縁があって鎌倉の六地蔵にあるゲストハウス 『Hostel YUIGAHAMA』で仕事をさせてもらったんです。
ゲストハウス Hostel YUIGAHAMA https://hostelyuigahama.com/
「私自身の夢に向かって、理想と現実をしっかり見る事ができました。」
「大変だったけど、すごく勉強になったんです。」
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夫婦のカタチ
とてもお似合いの伊藤夫妻。
自然体で、必要以上に執着感もなく、お互いが自立している関係は・
良きパートナーであり、良きライバル。
時には大親友のような関係。
二人を見ていてとても心地がいいですね。
心から応援したくなる二人です。![](http://kamakuramag.com/wp-content/uploads/2019/01/DSC03287-1024x683.jpg)
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平成30年10月20日
二人の結婚パーティが開催される
会場は、Gardenhouse kmakura
http://www.gardenhouse-kamakura.jp/wedding/index.html
![](http://kamakuramag.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_3297-683x1024.jpg)
写真提供 Kazuki Abe https://www.instagram.com/kazukiabe_landscape/
「鎌倉の暮らしは決して、便利ではないです。」
「都心から比べるとやはり、不便な事の方が多い気がします。」
「あえて、不便さを選択して、暮らしに余裕を持つ。時間に余裕を持つそんな人が多いと思います。」
「そして、子供も大人もおじいちゃんも、おばあちゃんも元気な人がいっぱいいる街。」
「いつか子供を持った時に、この街で子育てするのがとても楽しみです。」
同じ故郷を離れて、再び出会い。
鎌倉に住み、鎌倉で仕事をする。
たくさんの縁に恵まれて、漠然だった夢に、色がつき、目標に変わる。
そして、その目標に向かって、進む二人に、たくさんの人々の後押しがある。
頑張る人や目標に向かって走ってる人を決して、
馬鹿にしたり、妬ましく思ったり、揚げ足をとる人がいない街。
それが鎌倉。